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日本の国の次期総理候補の安部官房長官は、北朝鮮拉致問題でイメ-ジアップに成功したものの、この国は、どうにもこうにも戦争をやりたがっている国で、その国の代表に最も相応しい人物として人気を博しています。
しかし、大半の国民は、戦争したがってなんかいません。如何云う事だろう。
この国の政治は、国民不在の政治という事で決まりという事でしょうか。
替わって、近所で、悪態の数々を繰り返し「どうしようもない猫だ」と評判を取ってきた野良猫の野良輔は、この夏、餓えた子どもの面倒を良く見る心の優しい立派な猫だと、見事にイメ-ジアップに成功しました。
どうしようもなくジリジリと暑い夏でしたが、私の家の近所には清清しい風が吹いています。
この8月10日頃のこと、
野良輔が、堂々と玄関から訪ねて来ました。
いつもの通り長い台詞ですが、声は、ずいぶん弱弱しいようでした。
お腹がすいたり咽喉が渇いているはずはありません。私は、庭先に用意してやって居りました。
なら、熱射病かと危ぶんでいると、野良輔は、まっすぐ私を見上げ、何やら長い台詞で語ってきます。
と、見ると、左わき腹がどろどろに汚れています。
すぐに、私には、「癌」だという事がわかりました。
腫瘍が飛び出してきて、体液と土ぼこでどろどろに汚れているのでした。
「よし、病院にいこう。」
と、手を伸ばすと、野良輔はやはり野良なので、後ずさりをして疑ぐり深く目を細めて、
「やはり、止めた」とばかしに、そのまま、病人とは思えない素早さで逃げて行きました。
「病院に連れてって貰いたかったら、いつでもいらっしゃいよ!」
と、怒鳴ってやりました。
翌朝、野良輔は台詞無しで、画室にやってくると床にごろりと横になりました。
野良輔は、ぱたりと倒れたつもりだったのかもしれません。
「よ-しよし」と、すぐさま、お風呂場に連れて行き、
弱弱しいぬるま湯のシャワ-て゛、傷口以外の泥泥をながして、、、、あまりきれいに出来ませんでしたが、
タオルにくるんで、先生のところに手術のお願いに行きました。
豚肉の脂身みたいなのを幾つか取って貰い、野良輔の意思は関係なく、
とりあえず、私の家で静養する事になりました。
以前に紹介したように、野良輔はメイク-ンの種なので、けっこう図体が大きいです。
麻酔の覚めていない眠りこくった野良輔は、ずいぶん重たかったです。
手術着のエプロンは以外に似合っていて、働き者の家政婦のおばさんのようでした。
息子の部屋に寝かしておきました。
私の家の猫達は、大きな図体の野良輔に気付かない振りをしていました。
嘗て、この野良輔に耳をボロボロにされたタイガ-は、野良輔の隣で、まるでこの大きな塊が見えていないように、
丁寧に丁寧に、わが身の毛繕いをしていました。
目が覚めた野良輔は、その様子にギクリとしていましたが、
やはり、タイガ-が見えていない振りをしてエプロンの上から毛づくろいをはじめました。
柔らかい食事に薬を混ぜてやると、野良輔は、鼻をくんくんさせて食べませんでした。
タイガ-は、すっかりその薬混ぜご飯を平らげてしまいました。
こういう、タイガ-の普通の猫のところが私は好きです。
翌日、野良輔は、早速、家を出て行きました。
今日は久しぶりに大雨が降りました。
野良輔が、ボロボロにほつれた汚れたエプロンを身に着けてやって来ました。
「チャンス!」
野良輔は私に捕まり、本日、無事抜糸を済ませて参りました。
この数週間、野良輔医療と西鉄「デポジット」問題で大して絵を描く余裕の無い毎日でした。
これから、6日の搬入展示まで、ラストスパ-トで頑張ります。
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