「世界で最も危険なバカ」と呼ばれるブッシュの前に、善意の力として立ちはだかるのは、いったい、誰であろうか。と、考えてみた時。私の心は、邪悪と闇の世界とそして蛇をも征服したエヂプトの女神バステ-ト神を望んだ。たくさんの条件を満たさねば成らない。私のバステ-トには、妥協は許されない。なにせ、相手は、侮るなかれブッシュなのだから。私のバステ-トは、4000年前に彼女が征服した一匹の蛇を胸に飾る。
徒然なるままに。
と、まだまだ未完の私のバステ-トの前に立つ私は、絵の具を作り絵筆を選びながら、私の猫たちを思う。なんと云っても、狩りの名人はニャンコであった。チョウチョもツバメも蛇も捕まえた。首根っこを咥えられ、ズルズルと引き摺られてやって来た蛇は、少々弱りながらも「シャ-ッ!」と、精一杯の思いと力を篭めてニャンコを牙を剥いた。ニャンコは、正しいおすわり姿勢で蛇の頭をコンと小突いて蛇の一揆回生のヤル気を消滅させては横座りに寝そべり、蛇のヤル気を検査する。ソロソロと逃げようとする最後の尻尾を小さな拳で押さえ込む。蛇のストレスは、きっと、破裂寸前だったに違いない。私達はドキドキであった。蛇は可哀想であったけれど恐い。助けてあげることが出来ない。小さな息子は、ボロボロと涙を溢しながら、「ヘビさんがニャンコに殺されちゃう。お母さん助けてあげて。」と、涙を飲みこみながら私に命令するのだけれど、足が今一歩前に出て行かない。「わかった。」と、手の甲で涙を拭いて外に飛び出そうとする息子を捕まえ、私達は、ニャンコに説得の呼びかけをした。
「ニャンコ、ヘビさんを返してきなさい。ヘビさんは、おうちの中には入れません。」
私達は、近所の手前も何も考えず必死で呼びかけた。
お向かいのおばさんが出てきて、ニャンコと蛇を発見し、すぐさま引き返し、カチッと鍵までかけた音がしたのを思い出す。
先日、河野りえちゃんに私のバステ-トの話をした時、
「彼女には、鈴蘭の月の香りが似合うと思うのさ。」
「あっ、なんか、素適。鈴蘭の香りって、ニュ-ビ-ズの香りですね。」
りえちゃんは、真剣に考え深げに答えた。
りえちゃんて、すごく素適!! |