徒然なるままに
 
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猫じゃれ草
第27回

今月29日は、参院議員選挙である。
「私は、アイドルではない。政治家だ。」
と、TVで小泉総理が笑顔で抗議(?)するのを見た。

 あちらこちらの候補者の選挙事務所で,小泉総理のポスタ-が売れる。うれる!!

 だんだん、笑いが固まってくる日本。
徒然なるままに。

 我が家の猫社会でも、リーダー闘争が白熱する。
4月にやってきたタイガー君は、着々とその支持率を獲得する。これ迄、女王の座に君臨し、"絶対主義"を誇っていたリュヌは、この登場に戸惑いを隠さない。

 彼らの一騎討ちは凄まじい。
大型トラックと、City車のゲキトツに等しい。

 タイガー君は、野獣のように感情を出さず足音も立てずに、リュヌの目を静止して近づく。リュヌは、後ずさりし、机の下にもぐりこみながらも、唸り、吠える。タイガー君は、その出入り口に座り込み、リュヌを眺めつづける。揺ったりと。リュヌは、タイガー君を睨みつけながら、半日だって唸りつづける。

 他の猫たちは、タイガー君にひと噛みさせて、穏やかな日常を手に入れた。しかし、リュヌは、女の意地とプライドを捨てない。

 そのリュヌは、最強の支援者を持つ。彼らの大好きな牛乳や煮干や鰹節を、豊富に手にするおばーちゃんである。
「リュヌ、がんばってぇ!
女だもの。男なんかに負けていられないわよねえ。」

 拍車がかかる。